付帯設備表・物件状況報告書の書き方|分からない項目を残さず相談する準備

2026/09/17

付帯設備表・物件状況報告書の書き方|分からない項目を残さず相談する準備

付帯設備表・物件状況報告書は、分かっている状態と引渡しの条件を、使う書式に沿って整理することが基本です。

分からない項目を推測で埋めず、情報の根拠と未確認の理由をメモにすれば、不動産会社へ何を確認すべきかが見えてきます。

みかづき不動産では、葛飾区・江戸川区で家の売却を準備する方に向け、公開資料をもとに記入前の整理手順をまとめました。

書き始める前に書類の役割を分ける

書き始める前に書類の役割を分ける

二つの書類をまとめて渡されても、同じ内容を重ねて書くためのものではありません。

建物の履歴と設備の引渡し条件は別に整理する

物件状況報告書は、土地や建物について把握している状態や履歴を伝える書類で、告知書など別の名称が使われることもあります。

付帯設備表は、給湯器や照明など、どの設備をどのような状態で引き渡すかを整理する書類です。

東京都の既存マンション売買ガイドブックも、事前のチェックリストで整理した情報を物件状況等報告書と設備表の作成に活用する流れを示しています。

同資料はマンション向けですが、確認メモと正式な契約関係書類を分ける考え方は、戸建ての相談準備でも役立ちます。

例えば、過去の雨漏り修繕と、引越し先へ持っていくエアコンは別の情報です。

一枚のメモへ書き出すことはできますが、最後は担当者から渡された書式の該当欄へ振り分け、片方へ書けば説明が終わると考えないようにしましょう。

正式な書式と記入時点を担当者に確認する

インターネット上のひな形へ先に記入するより、売却を依頼する不動産会社が今回使用する書式を受け取るところから始めます。

書類の名称や選択肢、添付資料の扱いは同じとは限らないため、参考例をそのまま正式書類として使わないことが大切です。

担当者には、いつまでに下書きを用意するか、分からない欄はどこに補足するか、誰が内容を確認するかを尋ねてください。

設備の有無が「今あるか」を指すのか「引渡し時に残すか」を指すのかも、記入要領で確認します。

例えば全宅連の公開案内では、設備の有無は引渡し時点を基準としていますが、使う書式でも同じ扱いかを確認してから印を付けましょう。

記入日と現地で確認した日が異なる場合は両方をメモし、正式書類へ反映する方法を担当者とそろえると、その後の変化を追いやすくなります。

分からない項目は根拠を分けて確認する

分からない項目は根拠を分けて確認する

記入欄を埋める前に、どこまで確かめられているかを整理します。

自分で確認したことと人から聞いたことを分ける

知っている内容をまとめるときは、現地で見たこと、資料で分かったこと、家族などから聞いたことを分けて書き出します。

同じ「修理した」という情報でも、工事の請求書がある場合と、家族から時期を曖昧に聞いた場合では、確かめられる範囲が違います。

当社が相談準備として勧めるのは、事実の横に情報源と確認日を一行添える方法です。

例えば「台所の水栓を交換したと家族から聞いた/時期は未確認/資料を探している」と書けば、どこまで確かな話かを担当者へ渡せます。

これは正式な告知書の記載例や法的な免責文言ではなく、確認すべき点を共有するための下書きです。

修理済みの箇所も、当時の症状と実施内容を分かる範囲で残し、現在は気にならないという理由だけで過去の記録を外さないようにします。

原因が不明なシミを雨漏りと断定するなど、見た状態から専門的な結論へ飛躍しないことも大切です。

相続した家では未確認の理由を添える

相続した家に住んだことがなければ、設備の使用状況や昔の修繕を答えられない項目があっても不自然ではありません。

ただし、知らないことを「ない」と置き換えて記入せず、確認できていない理由を添えて担当者へ相談してください。

家族が保管する工事書類、設備の取扱説明書、以前の写真など、手元で確かめられる資料から探します。

調べた結果も「書類が見つからなかった」と「工事をしていない」は別なので、区別して伝えます。

例えば長期間空き家の給湯器なら、「設置は確認したが、現在はガスを契約しておらず動作未確認」と整理する方法があります。

不明欄の最終的な書き方や追加確認の必要性は、使う書式と物件の事情に応じて担当者と決めましょう。

確認のためだけに古い機器を無理に動かしたり、屋根や床下へ入ったりせず、点検の範囲や方法は専門の事業者へ相談してください。

付帯設備は場所ごとに引渡し状態を確かめる

付帯設備は場所ごとに引渡し状態を確かめる

現状を確認したうえで、引渡しまでにどうする予定かを分けて記録します。

残す物と撤去する物を同じ一覧で照合する

設備表を机の上だけで埋めると、部屋ごとに異なる照明やエアコンの扱いを取り違えやすくなります。

玄関から台所、水回り、各部屋へと順番を決め、場所と設備名を組み合わせて記録すると整理しやすくなります。

全宅連の付帯設備表の記入案内は、引渡しまでに撤去する設備の扱いや、判明している不具合の記載について説明しています。

まず自分の希望として残す物と持ち出したい物を分け、売却条件としてどう扱うかを担当者へ確認してください。

特に「エアコン有」とだけ書かず、リビングの一台なのか二階の寝室も含むのか、リモコンなどの付属品がそろっているかも一緒に見ます。

家具や家財の処分も混ざる場合は設備と分けた一覧にし、買主との合意前に残すと決めつけないようにしましょう。

撤去や交換を予定しているなら、実施時期と費用を誰が確認するかも未決事項として残します。

不具合は症状と確認日を具体的に記録する

「古い」「調子が悪い」だけでは、どこにどんな症状があるか伝わりません。

設備名と場所に加えて、確認した日、どの操作で何が起きたか、常時か時々かを自分の分かる範囲で書きます。

架空の整理例なら「二階洗面台/蛇口を閉めた後も少量の水が落ちることがある/本日の確認でも発生/修理歴は未確認」といった形です。

原因や修理代を推測して加えず、写真があればどの箇所か分かるように対応させて担当者へ渡します。

電源が入ったことだけで全機能が正常とは言えないため、冷房は試したが暖房は未確認など、確認した範囲も区別してください。

建物の劣化について調査を検討したい場合は、売却前のインスペクションを依頼する判断を参考に、設備の記録と調査の目的を分けて考えられます。

告知書への記入だけで専門調査を実施したことにはならず、調査報告書があっても所有者が知る事実の整理は別に必要です。

記入した内容を契約と引渡しにつなげる

記入した内容を契約と引渡しにつなげる

書類は作成して終わりではなく、契約時の説明と実際の引渡しをつなぐために使います。

相談前の確認メモで未決事項を渡す

葛飾区・江戸川区で戸建てや相続した空き家を売る準備では、現地へ行ける日が限られることもあるでしょう。

一度の訪問ですべてを確定しようとせず、確認できたことと次に聞くことを同じメモへ残しておくと、相談時の説明をまとめられます。

当社が本記事用に整理した次の項目を、設備や気になる箇所ごとにコピーして使ってください。

このメモは公的な書式や契約書の代わりではなく、不動産会社と正式書類を確認するための準備用です。

相談前の確認メモ

  • 場所・対象:どの部屋の、どの設備や箇所か
  • 把握している内容:見た状態、症状、修繕の履歴
  • 情報の根拠:自分の確認、資料、誰から聞いた話か
  • 確認日・資料:いつ確認したか、写真や書類があるか
  • 未確認の理由:未使用、現地未訪問、資料未発見など
  • 引渡しの希望:残す、撤去したい、まだ決めていない
  • 担当者への質問:記入欄、追加確認、条件の調整が必要な点

記入できない項目も消さず「確認待ち」と残し、確認先と次の連絡時期を担当者と決めれば、空欄のまま置き忘れることを防ぎやすくなります。

契約後の変化は引渡し前に共有する

書類を渡した後に設備が故障したり、持ち出す物を変更したくなったりしたときは、引渡し当日まで待たず担当者へ知らせます。

記入当時は合っていた内容でも、その後の状態や予定が変われば、買主が理解している条件とずれる可能性があります。

連絡するときは、変更箇所、分かった日、現在の状態をまとめ、書類の修正や買主との確認が必要かを尋ねてください。

自分の控えだけを直して済ませず、どの書類が最新で、誰と何を確認したかが分かるように整理します。

修理するか、撤去するか、費用をどう扱うかは、書類へ一言書けば自動で決まるものではありません。

免責の記載や「現状のまま」という説明だけで責任の有無を判断せず、個別の契約条件は担当者へ、法的な判断が必要な場合は弁護士等へ確認してください。

売却の相談窓口を検討している方は、みかづき不動産の対応内容をご確認のうえ、このメモと手元の資料を相談準備にお役立てください。

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この記事を書いた事務所

みかづき不動産株式会社

みかづき不動産株式会社

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本條 真経

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